トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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1年は早いもので今日寅年の年賀状が販売開始になりました。
今年もあと2ヶ月ほどです。
でも昼間のこの暖かさ。島ではセミが鳴いています、島の人はタンクトップ(ノースリーブ)
で歩いています、私の制服もまだ半袖です。
冬毛の馬たちはさぞ暑いことでしょうが、それでも朝晩は冷えるのでしょうがないところ。


先日、うちの社長が交代しましたね。
社長といっても遠すぎてTVの中の存在ですが、私も一応超末端部位で雇用されている者です。
また郵政の仕組みが大きく方向転換するそうで・・・正社員でない私にとっては右往左往です。
それもそのはず、初めて島に来たときはまだ公社で、今とでは雇用形態がまったく違ってしまって
います。
現在は、やることは今までと同じ仕事なんだけれど、2つの会社をかけ持ちしているアルバイト
という立場です。
~でも仕事があることはありがたいこと、島がどんなにいい所でも人が来ないのは、ひとえに
現金収入を得られる仕事がないからです。

人間界の嫌なことは馬の首にぎゅっと抱きつくと溶け出ていってしまいます。
私にはトカラ馬がジャストサイズ。特に今は秋のうららかな陽ざしと草の匂いのなかでふかふかの
冬毛にうずもれるので気持ちいい~。
馬は大地の匂いがします。でも案外じっとしてくれないブラックに比べ、意外と大丈夫なのが坊、
将来優しいオス馬になるゾ。
1歳2歳の子馬たちはまだ首が細く、いまいちものたりない。一番良いのがブラックの血筋、
首がしっかりしていてベストです。
(スーパー役に立たない情報ですな)

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郵政社長の交代劇をスタジオで見ていたコメンテーターが
「人事は最大の意思表示」とコメントしたのに胸打たれました。
そうだよね。本当だ。
その役に誰を据えているかでその組織の意志が図れるものなのですね。
身につまされるコメントに感じました。

前にもブログの中で話した気がしますが、滋賀県のPRのコマーシャルで「琵琶湖は滋賀県がお預かりしています」というフレーズがとても印象に残っています。
私預けたつもりは無いのに、そう言われるとそんな雰囲気。
世代間倫理にも出てくることですが、私たちの暮らす環境は未来からの預かりもので、今の事由で好き勝手していいものではないという考えがあります。もちろん現代の人々の不自由と将来の子孫たちの自由を天秤にかければ難しい問題なのですが。
乗馬グラブや養老牧場でも馬はよそ様からの預かりものという仕組みになっているところが多くあります。
オーナーさんがいる馬をクラブで預かっているというのはもちろんですが、なかには飼育費の半分だけを負担するオーナー制度や、足長おじさんのように寄付をして特典がもらえるというものもあります。
ところがところが、わが中之島の馬たちは正真正銘県民からのお預かりもの、
THE「天然記念物」です。
大切にされるべく存在している子達なのです。
それなのに枠組みだけが突っ走っている状況。
よそ様からお預かりしているからには意思表示が必要です。大切に大切にお守りいたします、と。


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↑ロコたん、ウトウト。
幸せをくれるお顔だ。


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↑この時期はこの草の実がよく付きます。
私は草の実の戦略にまんまとはまり、せっせとたてがみからはずして播種しています。

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↑おしりかいてもらうのきもちいいの。
しゃっくのプリティヒップをご覧いただいたところで今日はさようなら~


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  1. 2009/10/29(木) 21:46:12|
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台風20号、南の海でのんびりして、ようやっと通り過ぎてくれましたね。
金曜日出しのフェリーが宝島折り返しに変更され、次便の月曜日便は火曜日出しに延期されました。
影響は波が高かったこと。そのほかはなく、島は雨が降り、高尾は風が少し強いかなというくらいでした。

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私は夢をよく見ていると思うのですが、今日夢見たな~と思っていても朝起きて洗面台に立っている間に忘れてしまい、何も覚えていないことが多いです。
私の夢はけっこう場面転換が多く、おもしろいので、覚えていたら奇妙奇天烈なお話が書けると
思うので忘れてしまうことが残念です。
先日の夢は時間差で鳴る目覚まし時計が鳴って止まって2度寝したときに見た夢で記憶に
残りました。
舞台は島のジイがそばに居るのに島ではなく、大きな幹線道路に面した住宅街です。
住宅街から続く坂道を大きな道に向かってのぼるとラーメン屋さんが5~6軒、幹線道路の
手前・奥に集中している場所がありました。
いしょにいたジイに「どこに入る?」と聞くと道の向こうの店を言いました。
店に入ると広い店内に川の字でテーブルが4列くらいあり、人はまあまあ入っていたのですが、
大半は食べ終わってくつろいでいるお客さんでした。
カップルもお子さん連れも中高年の人もいました。
食べている麺はスープの無いタイプでたぶん夜にTV番組で見た汁無しのちゃんぽんが印象に
残って出てきたんだと思います。
でも、マズそうな感じ。
テーブルの食器も片付けられておらず、どこに座ったら良いかもわからない感じでした。
お店の人は忙しいのかまったく姿を見せません。
ジイといっしょだったので、とにかく空いている席(きれいな席)を探しました。椅子が無く、
食べ終わった席から座面がプラスチックでできたパイプ椅子を2人分用意しました。
するとジイがトイレに行ってくるとその場を離れました。
私たちの後からも中高年の女性のグループが入ってきて席を探して座っていました。
店員さんは出てこないし、食べ残しの麺を見たらマズそうだし、このお店いやだな~と
思っていました。
でもジイが帰ってくるまで待つしかない状態でした。そんな場面で目が覚めました。

・・・洗面所にいって顔を洗っている間にふと思ったのです。
待つだけじゃなくて、もしお皿をさげる手伝いをして厨房に入っていって声をかけたらどうなって
いただろうと。
場面が変わるのをただ待つのではなくて、自分で行動をしてみたらどんな展開になったろうと。
そして、夢は深層心理の賜物といいますが、これはきっと心に引っかかる現実を表しているん
だろうな~と朝っぱらからしみじみしたのです。


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中之島の天然の土でストールを染めてみました。乾燥後はしぶーい茶色になりました。
ネイチャー系のファッションに似合いそうですよ~。
もうすぐ校区文化祭なので、出品してみようと思ってます。


  1. 2009/10/28(水) 15:44:07|
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イタリアンの芽が出てきましたよ。
去年は播種の時期が遅かったのと、加圧して活着させなかったのがいけなかったのか、収量がだいぶ低かったです。今年はがんばってね。普通種のイタリアンにも期待してます。


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ついでにカイワレも出てきたぞ。

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見事なたてがみ!ふわふわで金髪で。イマドキ?
まるでおとぎの国の生き物のようですよ(^-^)
じめての冬に向かって新しい冬毛が生えています。


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こはるのジャンプ。
側溝もなんのその。
げんきげんき。


  1. 2009/10/19(月) 05:43:25|
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日没が早くなりましたね。
あっという間に暮れていきます。


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ひどくかわいいひなちゃん。お鼻の先がすりむけて、
花の模様のよう。
お母さん譲りで、美しい子なのです。性格はいたって気さく。

  CIMG5763.jpg
↑ほらね(おおあくび)
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ブラック父さんはいつも優しい。
夏からちょっと咳が残っているのが心配。


CIMG5774.jpg
ところで最近、やたらと牧場にカラスが多いのです。
彼らは何を目的に集まってくるのでしょうか。
濃厚飼料も無ければ、他に餌になるようなものは何も無いのに。
巣つくりに馬の毛でもほしいのでしょうか?こんな時期に?

カラスでイヤなのは、馬牧場で弱った個体やまだ未熟な幼馬を狙うことです。
まず一番最初に柔らかい眼球を狙ったりします。
特に出産あとは後産を狙うらしいのです。
今現在臨月のメスはおらず、ひどく弱った子もいないので心配はありませんが、本当にカラスが集まる理由がわかりません。
もしかしたら、渡りのカラスでしょうか。
私の実家の近くに古墳時代のお墓「前方後円墳」(通称:亀のこ山)がある公園があります。
多摩川べりにあって、そこにもカラスが多く集まってきます。
都か区が有害鳥獣駆除にのりだし、その公園内に罠を仕掛けました。
よく害虫駆除にもあるように、一度入ったらぬけられないボックスタイプの罠です。
小屋くらいの大きさがあり、壁は金網になっていて中がよく見え、高いところには止まり木もあります。
餌か何かで箱の中に入ったカラスは出ることができず、仲間のカラスを呼び、また入るという仕組みです。

トカラウマ牧場にもしかけようか~。

ふと、馬はこんなに大事なのに、カラスだったら殺してもいいの?と思いました。
命の大切さは同じなのに。
養老孟司の『死の壁』という本の中に、なぜむやみやたらに命を奪ってはいけないのかという問いに
「殺すのは簡単だけれど、じゃあそれをあなたは同じように作れますか」と答えていました。
世界に何万羽いるとも知れないカラスですが、私自身では作り出すことはできないのです。
なるほどね。
この地球という星で人の都合で奪われる命のなんと多いこと。
どこまでが「必要な死」でどこまでが「無闇に奪われた生」か、金子みすずの「鰯の弔い」の気持ちをふと思い出しました。



  1. 2009/10/14(水) 18:37:23|
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秋の気配がここにも。
昨日は牧草(イタリアンライグラス)の種を撒きました。ついでに畑の端に冬野菜も。
例年と違って、ハイブリット(交雑種)のほかに普通種も撒いてみました。
ハイブリットは倒伏が少なく、ロールベールにするなど主に大型機械の刈り取り用に改良された型で、なんと普通種と値段が4倍違います!
いままでは栽培技術がない分、種は良いものをとこちらを使っていましたが、今回はためしに半々にしてみたわけです。
うまくいくかな。
ちょっと失敗したのは、活着を良くするために播種後に加圧をするのですが、省力のつもりで
トラクターを活用したため、地面はぼこぼこに・・・。刈るときに土もいっしょに刈りそうで。
どうなることやら。

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さて、午後1時から5時に及び「村政座談会」が住民センターで行われました。
村長以下、お役所の役職方がそろいました。
厳しい予算の話(毎年恒例)
ブロードバンド整備の話
水道料金改定の話
国民年金未納の話
などなど
各課の説明がおわって、質疑応答です。

私も発言させてもらいました。↓
「このたび私がご提案させていただきたいのは、トカラ馬牧場管理を歴史民俗資料館運営、
天文台管理の業務と分業していただきたいということです。
移住しまして後、トカラ馬に興味を持ち牧場へ通ううち、牧場管理のあり方に疑問を持つに
至りました。何度か改善を求めてまいりましたが、現在に至るまで放置されています。
中之島のトカラ馬管理に際しまして詳しく見ているのは自分の他に居ないと思い、ここに表明
させていただいた次第です。

根本的な問題点として、管理者とされている方のご専門が別にありそのため馬管理に熱意をお持ちでないことです。彼の任期中複数の個体が馬元来の寿命を全うすることなく死亡しています。彼は鹿児島大学の付属農場で飼育されているトカラ馬を中之島の飼育個体と照らし合わせて「自然放牧で馬が死ぬのは当たり前のこと」と判断なさっておられるようですが、それは大きな間違いです。
入来牧場では広大な放牧地が確保されており、牧草は肥育牛の放牧地の後に巡廻させているため栄養価が高く、さらに50頭前後という頭数が安定的な群れの構成を維持しています。入来牧場での死亡率が中之島の飼育個体の参考になることはありません。
トカラ馬の飼育について基礎になる考え方を述べさせてください。
トカラ馬は野生動物ではありません。
馬という生き物を野生状態で飼おうとするのならば、もっと大きな牧地が必要であり、
中之島のトカラ馬牧場は野生馬が暮らす環境ではありません。
トカラ馬は野生であるから価値のある文化財なのではありません。
むしろ逆で、長い年月、人と暮らしてきた“文化”に価値があるのです。
野生状態で省力的に管理するという方法が今現在破綻しているのは明白なことで、
個体及び群れの管理不足からくる怪我・病気・血統の不安など、動物福祉の面から見ても
問題があります。

現在の管理体制を誰がどのようにして決めたのかはわかりません。文化財=教育委員会管轄であること、中之島文化ゾーンに組み込まれたこと、管理者にかかる人件費を抑えたかったこと、様々な要因があると思います。
専門家ではないのだから今の状態はしょうがないのでしょうか。しかし、命を扱う仕事なのです。日蝕イベントも終わった今こそ、馬たちの小さな声を汲み取ってはくださいませんか。
飼育の見直しができれば1頭1頭を大切にすることができます。人と馬との距離も近くなり、より保護への意欲も高まります。
現在のままでは怪我・病気に際し医療行為も行えず、移動もできず、飼い殺しだと言えます。
現在の体制は村役場及び教育委員会という組織で創設・運営され、管理者はその業務を委託されただけに過ぎないことはわかっております。しかし、仕事をする上での、さらにそれが公の仕事である場合、さらに命に関わる仕事である場合、ある程度のモラルは必要ではないでしょうか。勤め始めて間もないのではなく、7年間という年月を重ねた結果、現在の状況であるという事実、今後も改善が期待できるか不安であるということ、それをどうかお考えください。
適材適所という理念の下、ワークシェアリング(行政改革)という試みを、なにとぞご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。」

回答としては、現担当者は留任させるとのことでした。
公務員法で守られており、例えそれが1年更新の契約であっても、行政職(この場合は臨時職ですが)で雇用する場合には安定した身分を保証するという決まりごとがあるからだそうです。
時間的にも職務的にも福利厚生的にもこれほど恵まれた職はたぶん日本探しても少ないでしょう、ご本人も継続を希望しておられました。
ただ、島の方々からの援護射撃もあり、担当者から業務の形態を見直す検討をしたいというお言葉をいただきました。

まだまだ折れるような心ではないです、味方はいっぱいいるし!






  1. 2009/10/13(火) 19:48:57|
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今日は中之島大運動会でした。
コミュニティーが小さいので、就学前のおチビさんたちから
学校をもう何年も前に卒業した大人たちまで参加です。
港湾工事や出張所建設に携わっている工事関係者の皆さんも忙しい手を止めて
準備から競技まで参加してくださいました。
今年は白組が勝ち。赤組は残念でした。
悔し泣きする子の涙は、この運動会に真剣だった気持ちが伝わってきて
すがすがしく微笑ましいものでした。
自分の運動会のときはどうだったかな。
1クラス40人の5組、それが6学年だから計1200人くらいの児童数がいました。
走るのはイヤだったけれど、競技の合間に披露する各学年の出し物はけっこう
がんばっていた気がします。


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港湾工事は最終局面?
待合所の建設。
港ができればリサイクル活動がやりやすくなるなと、中之島リサイクル委員は思っておるのです。


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さて、少しずつ9月の研修のお話をしたいと思います。
まずは私の馬「カンタ」くんの紹介をします。
ミサキウマの5歳・去勢オス、現在宮崎県在住です。
とても落ち着いている子で、物事を認知する能力に優れています。
4歳過ぎまで都井岬の野生馬として暮らしてきました。
その環境が彼のコミュニケーション能力を高めたのだと思います。
馬としての基礎をきちんと持った子は、現在お世話になっている調教師さんが実践している
「馬語」での調教にとても従順に反応してくれるのです。
カンタくんの名前は“間に立つ”という意味です。
もう一つ候補がありました。「あたる」くんという名前です。
「吾、足るを知る」という言葉をもじった名前です。
ただ、響きが彼を見ていてしっくり来なくて、候補の中から選びなおしました。
間に立つ、私と馬の間に・人とトカラ馬の間に・民間と行政の間にきっと架け橋をかけてくれる
存在になると思います。

私たち自身も何かと何かの間で生きています。

空と大地の間に
夜と昼の間に
季節と季節の間に
夢と現実の間に
人と人の間に
自然と文明の間に
喜びと悲しみの間に
生と死の間に

どちらを大切に思うということではありません。きっと一方を想う事でもう一方を実感できるのだと
思います。
みんな同じ物差しを持っているわけではありません。
時計だって違うかもしれません。
でも何かと何かの間に包まれて生きているのは同じです。

カンタは私にこれから多くのことを教えてくれると思います。


  1. 2009/10/11(日) 18:35:12|
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先日の台風18号、皆さんがお住まいの地域ではいかがでしたか?
中之島は幸いにも被害はほとんど無かったようで、島内の被害よりも海岸に流木がすごいと
出張員さんが言っていました。
報道での前評判が大きかった割には雨風共に少なく、特にトカラ馬牧場や私の家がある
高尾地区は普段でも風が強い土地柄なので、いつもより少しだけ突風が吹いたかなという
程度で済みました。
本土では竜巻の被害もあったそうで、自然の猛威にただ驚くばかりです。

仕事のある日は体を動かすのでいつもどおりですが、お休みの日は思考が停止しています。
別にウツなんかではありません。私の持っている根底の怠け癖が出ているのでしょう。
食っちゃあ寝。
今日なんか散歩中電線にカラスが十数羽とまっていたので驚かしてやろうと思い、持っていた
犬用のリードを大空に放ってみたら、まんまと電線に引っかかってしまいました。
少し考えればわかることで、手を離した瞬間に「あ、ひっかかるな」と思ったのに後の祭りだった
わけです。
頭が回っていない証拠ですね。
考え出すとここでは書けないような不満が頭をもたげます。そんなときでも冬毛に生えかわっている
馬たちの体をグルーミングしていると安穏の気持ちに引き戻してくれます。
長い毛は手触りがよく、ふかふかです。
島の空気も秋めいてきていて、さわやかです。何もしないでじっとしていると肌寒い感じもします。

9月の25日に鹿児島限定でNHK鹿児島が中之島の様子を放映してくれました。
私も牧場でインタビューに答えたので、映っていたようです。放映当日は県外(宮崎県)にいたの
で見ることはできませんでしたが。
そのとき、優しいお父さんとしてブラック、マリーも登場したそうです。子馬たちも映っていたのでしょう、会う人から「馬は育っている?」とか「TV出てたね」、「馬は元気?」と声をかけられました。
元気です。馬たちはみんな元気です。心の中の馬も。

来週の13日に村政座談会が行われるそうです。
一石でも半石でも投じることができるでしょうか。


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  1. 2009/10/10(土) 18:38:07|
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9月20日午前マリーが亡くなりました。
今でも信じられません。
私は9月14日から28日まで馬修行の旅をしていました。
知らせの電話を受けたのはちょうど宮崎県の都井岬で野生馬とのファーストコンタクト・
馬と人間の関係構築のレクチャーを受けているときでした。
突然のことで聞くだけで精一杯でした。何にも考えられませんでした。
青い海にトカラの方角を探し、ただ泣くだけしかできませんでした。なぜ?
あなたを幸せにしたくて私は今ここに来ているのに・・・。
島に戻ったのは29日。群れの中にいるはずの姿がありません。まるで別の群れのように見えます。
その光景に違和感を覚えるのと同時に、私には彼女が見えます。群れの奥の方でいつものように
こちらをうかがいながらもじっとたたずんでいるように感じられます。
一番ベッピンさんだったマリー
臆病なマリー
優しいお母さんだったマリー
マリーマリーマリー
私が島に居たらこんなことにならなかったかなあ
そばにいたら助けてあげられてたかなあ
きっと助けてって思ったはずです。ねえちゃんって言わなくても、誰か助けてって。
苦しかったと思うんです。
きっと兆候は前の日から出ていたと思うんです。
気が付かなかった?普通にしていた?ありえない!!

マリーの遺体はその日のうちに人目に付きにくいところまで運ばれ埋められたそうです。
たてがみ一本手元に残せませんでした。
その場所の土を少しだけ持って帰りました。
何がなんだかわかりません。
帰ってきたら大切なものがないのです。
大きな穴ぽっかり開いてしまっています。

マリーは自分が死んだと思っているのかな
今でも群れの中にいるんじゃないのかな
私はずっとマリーを忘れないし、彼女は私の中で生き続ける。
そしてきっと伝えてゆきます。
マリーは私に残してくれました。強さ、優しさ。
そして宝物、ひなとちゃこ。

マリーは初め人間に対して臆病で、なかなか触らせてもらえませんでした。
今のように仲良くなれたのは子馬を通じてだったと思います。
私になついているわが子を見て、彼女も次第に私を受け入れてくれるようになりました。
ブラッシングを気持ちよく受けてくれるようになっていました。
彼女はこれからもっともっと幸せになるはずだったのに

中之島のトカラ馬たちの寿命は短すぎます。
“寿命”なんて言葉は使えません。大変高い死亡率です。
野生下で生きるミサキウマは平均寿命が16歳、動物園のトカラ馬は20歳を越えます。
マリーはまだ10歳です。トカラ馬の死亡率は子馬を含めれば10歳に満たないくらいです。
神様、いつまで待てばいいのですか
中之島の状況を変えることが大切だって思ってるのに、どうしてこんなに時間がかかるのでしょうか
マリーはなぜ間に合わなかったのですか
本当は今回のたびの話を馬たちみんなにいっぱい話してやりたかったのです。
あんなことがあったよ、こんなことがあったよって。

今回私は3ヶ所の牧場を回ってきました
最後の牧場で馬の幸せとは何かと質問したところ、
馬は多くのことを受け入れてくれる動物です。あなたの幸せが馬の幸せになるのですよ。
とおっしゃっていただきました。
私の幸せ・・・涙が出ました
本当にそうだとしたら早く私は幸せになりたい
中之島の子たちが元気でイキイキしている姿が続いてほしい
神さま
神さま
なぜマリーはいってしまったのですか







  1. 2009/10/04(日) 00:07:55|
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