トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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前回書いたカンタの様子、カンタの調教師さんいわく不安からくるものではないそうです。
たしかに、トカラ馬たちのいる牧場で馬たちが発する物音・声を聞いたカンタは「何?何が起こってるの?」
「自分も行ってみたい!」という参加希望を体で表現したのではないかということでした。
私がそばについていてじっと私から離れなかったのは、人が来たから外へのゲートを開けてもらおうと
思っていたからだそうです。
好奇心からの行動だったようで、とりこしでした、よかったです。
カンタを観察すれば家にいながらにしてトカラ馬の牧場の異変に気が付くことができるという便利なレーダー
を持ったような感じ?です。(そんなしょっちゅう起こされても困るが)
今、簡易の電気牧柵のほかに恒久柵を建設中。
4寸釘を打ったのですが、てが痛い~。まめだらけ。
CIMG6849.jpg
↑暴君?ロキくん。

先日、島興しの話し合いがコミュニティーセンターで行われました。
今回は第一回で、継続的に話し合っていくものだそうです。
村が呼びかけたものですが、基本的には住民の自主的取り組みを促し、村がそれをバックアップ
してゆくものになるそうです。話し合ったものが次年度以降の取り組みとして行われるそうです。
議題に出た主な内容としては、島に眠る資源・知られていない特産品を広く総合的に広告して
もっとアピールしてゆくこと。それに伴って注文が増加するのに対応できるよう外から人を
呼べる体制を作ること、ということでした。村はまずは何かを興すには人口を増やすのが先なのではないかという
意見でした。
これに対して住民側からは、人を増やすという課題はこれまで長い間検討されては実現できなかったことだ、
他の過疎地との人材誘致競争にいかにして勝つのか、非常に難しい。
それより現住民の所得が上がるような政策を打ち、あそこに島に行けば食べられるらしいという状況を作り出す
ほうが人を呼び込む正当な方法ではないか、とのことでした。

みなそれぞれ島を思う気持ちがあるところなので、次以降の議論がまた深まっていくのではないでしょうか。
その取っ掛かりとして何か島民全体が一体感・達成感を味わうことができるような簡単な取り組みをひとつ
立ち上げてみないかという提案が村側から出されました。そのための資金、20万円の用意があるそうです。
内容は追って検討することになりましたが、楽しいことが条件。
例として花をいっぱい植える・海岸清掃をかねて流木でキャンプファイヤーなどのイベントが話されました。
定住人口だけで無く交流人口も今後イベントに企画などで増やしてゆきたい考えです。


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  1. 2010/04/27(火) 06:06:05|
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日付が25日にかわって間もなくのことでした。
外から馬の走る音、藪をこぎ土をける音と荒い鼻息が聞こえてきました。
幸いにも起きていた私は音のほうに駆け寄ると、カンタが小さなパニックを起こしていました。
牧区内を走り回り、簡易の電気牧柵などなぎ倒して出て行ってしまうのではないかと恐れたほどでした。
とても不安げで、うっすら汗か夜露で体は湿っていました。
真夜中にこんなふうになるなんて。
体調が悪いのかと不安になりましたが、走っている最中におならが聞こえたので、ボロ(糞)をするのを待つことに
しました。
精神的な問題でしょうか?きっと前にいた群れを思い出して不安になったのではないか、ホームシックにかかっているのではないか。
昼間は普通にしていたけれど、暗闇の中感情が爆発したのか?と思いました。
新しい環境に戸惑っている姿を見るのは切ない気持ちです。
とにかく、不安な気持ちを抑えられるようそばに付き、なだめ、なでました。カンタはすがるように私の後を付いて
きました。
1時間ほどするとボロも出て、おしっこもし、草も食み始めたのでどうやら落ち着いたものと思い、家に入りました。
心配なので外の音が聞こえるように少し寒いのを我慢して窓を開け、窓際のソファで寝ました。
その後は大丈夫でした。
CIMG6841.jpg
↑なでた後の手。まっくろ。
朝、トカラ馬たちの牧場に行くと、ロッキーが脱柵し、グレ・しゃっく・あき・坊の柵内に入り込んでいました。
ロッキーは暴れ者です。きっと4頭は怖い思いをしたのでしょう、グレ・しゃっく・坊はパドックの隅っこに固まって、
あきちゃんにいたっては一人ぽつんと牧場の隅に隠れていました。三男あきちゃんは長男ロッキー兄さんが大嫌いです。
私がロッキーを元の柵に戻した後も、けして動こうとはしませんでした。
幸いなことに全員怪我はありませんでした。
みんな食欲もあります。
原因はやはり老朽化・劣化した柵が破損したためです。
今回はジョイントを修理し念入りに消防ホースで固めておきました。
CIMG6842.jpg

・・・ここでふと、カンタのパニックの原因に思い至ったのです。
カンタの牧区とトカラ馬牧場までは1キロまではいきませんが離れています。
でももし、馬同士の何らかの異変を察知できる能力があるのだとしたら。
さらにそれは野生馬であったカンタにとって当然持ちうるものだったとしたら。
離れた別の牧場でパニックがあったことを察知したカンタが不安に陥った?
そんなふうにも考えました。

深夜の出来事は少しだけ私とカンタを結んでくれる出来事でした。
事故が無くて本当に良かったです。
でもまだ今夜あるいは今後もこんなパニックにならないか心配です。
経過をみるしかありません。
敏感な馬を飼って、けっこう鍛えられます~。


  1. 2010/04/25(日) 20:35:32|
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報告その④
我が家に馬がやってきました。
準備中の牧場よりも早く、ミサキウマのカンタが我が家の一員になりました。
すでに鞍付けから乗馬まで調教された子です。
ただ、新しい環境に敏感な子なので、これから牛やヤギなどに慣れることが必要です。

カンタは5歳の去勢馬、中之島のトカラ馬よりほんの少し大きいです。
1年前まで野生の環境で暮らしていた子で、だから生まれてすぐ人間の飼育下にある馬とは
少し違います。野生では自らの意志で動き、馬同士のコミュニケーションを最大限に発揮する
必要があります。
カンタはそんな世界で生きてきました。
その下地が今の彼を作っています。
カンタは私とトカラ馬との架け橋です。
馬と人間の間に立ってくれることから間立(カンタ)としました。馬と暮らすという私の夢のスタートです。
たくさんのことを教えてもらいます。

CIMG6823.jpg
↑今日は久しぶりに晴れて、のんびりできたようです。

CIMG6819.jpg
↑念には念を入れて。予防接種証明書です。

  1. 2010/04/25(日) 01:42:32|
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報告その③
坊ちゃんの体の調子が良くなく、ここ数日看病の日々でした。
はじめ気がついたときは元気がなく首をぐっと下げてじっとしていました。
草をはむこともなく、冷たい雨の中震えていました。
体は痩せ、元気の無さから疝痛を疑いました。
はじめは引き馬運動をしましたが、どうも先のグレーのような症状ではありません。
試しにススキを与えてみると食べたがるのですが上手に食べることができません。
前歯に力が入らないようなのです。
何をどうすればいいのか困ってしまいました。
幸いなことに専門家が島に来てくれて見てくださったところ、「口唇麻痺」ではないかとのこと。
びっくりでした。
唇の周辺が何らかの原因で麻痺し、草をうまくはめなくなっていたのです。
調子が悪いから食べられないのではなく、食べられないから調子が悪くなっていたのです。
その後はふやかした餌を与え、食欲もあってどんどん回復してゆきました!
麻痺の原因は蹴られるなどの外的ショックや寄生虫が脳に入って起こることもあるのだそうです。
はじめは3歳ということで歯の抜けかわりの不具合かと思われたり、歯・歯茎の病気・怪我も疑って
口臭に腐敗臭が無いかまで調べました。
回復が早かったので、今のところは経過を見守ってゆくつもりです。


CIMG6814.jpg


  1. 2010/04/25(日) 01:40:29|
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報告その②
あずきに赤ちゃんが生まれました。
男の子でした。
先に生まれた「つばき」よりはちょっと小柄な子でしたが、今元気に育っています。
彼が生まれたのは4月15日、季節はずれの寒さと雨の中でした。渡り途中のツバメが寒さで大量死してしまうほどの
冷え込みで、風と雨が丸1日と翌朝まで残りました。
生まれたばかりの細い体が寒さにぶるぶる震えていました。
こむぎのことがあったばかりで本当に心配しましたが、暖かい母乳が彼を守ってくれたようです。
性格は父ロキ似?繊細な印象を受けます。

元気に大きく、たくましく成長してほしいです!

コピー ~ CIMG6838



  1. 2010/04/25(日) 01:36:39|
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天候不順は全国的のようですね。
中之島も大変雨が多く、そして寒いです。
いつもならばもう海に飛び込みたくなるような陽気の日も多いのに、今年はどうしたことでしょう。

CIMG6817.jpg

ビワのピークは過ぎ、たけのこの時期となりました。
そんな今日この頃・・・。たくさんご報告することがありました。

報告その①
前にも書きましたとおり、NPO法人トカラインターフェイスという団体が
高尾牧場のトカラ馬を管理することになり、私がその係りとなりました。
今までは馬のことを想うがあまり、がんばる=我をはる ことがあり、
孤軍奮闘という状態を自ら作り出してしまった面がありました。
これからは周りの人も参加してもらえるようコーディネーターのような
役割も果たしていかなくてはいけないと思っています。
たとえ少々無理なことであってもあいつの言うことなら仕方がないなきいてやろうか、
という人間関係を作ってゆくことが結局は馬を悲しませない近道なのだということを
諸先輩方から教えていただきました。
また、世の中のみんながやりたいことがあっても困難や反対にあって苦しんでそれでもがんばっているんだよ
と慰めてもいただきました。
今いろんなことがスタートしてスムーズに行かないこともありますが、多くの皆さんから応援いただけるような
活動をしてゆきたいです。




  1. 2010/04/25(日) 01:33:42|
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だいぶ長い間ここに新しい書き込みをできないでいましたね。
パソコンが故障中です。
再セットアップという購入当時の状態にシステムを初期化する対処をしてみたのですが、
不具合が良くなりません。あんなに一生懸命データのバックアップをとったり復旧したのに、とほほです。
サービスセンターに問い合わせると、これはもうシステムの不具合が問題でなく内部部品の劣化が原因だろう
とのことでした。今後の対処法としてはメーカーに預かってもらい、修理には3万から5万円の費用がかかる
かもしれないとのことでした。
4年しか使っていないのにと思ったのですが、PCに詳しい人によると物によって当たりハズレがあるらしく
当たればもっともつし、ハズレればもっと短い時期で不調が現れるんだそうです。
4年は妥当とも・・・けっこう短いものなんですね。
アナログな物ならば壊れても直してまた使ってそのうち愛着がわくというものでしょうが、デジタル製品は直す
よりも買ったほうが安いし新しいほうが性能はいいし、、、資本主義社会・消費社会の一端でしょう。
今はどうにかぎりぎりのラインで使っています。
島の外に出る機会を見つけて新しいものを見てきたいと思います。

書けない理由はほかにもあります。
こむぎの一件があってから、次にお腹の大きいあずきのことが心配でならないからです。
毎日毎日無事の出産を祈っています。
朗らかにブログを書こうという気持ちにならない原因にもなっています。
元気な赤ちゃんに恵まれるよう祈り続けます。

新年度に入り、みなさんにご報告があります。
以前村にワークシェアリングの要望を出し、トカラ馬の管理をさせてもらいたいというお願いをしていると
いうことをここでもお話させてもらっていましたが、この件が別の形で実現することになりました。
NPO法人トカラインターフェイスという団体が中之島にあるトカラウマ牧場を含め歴史民俗資料館・天文台・
開発センター・運動公園を指定管理者制度で総合的に業務管理することになりました。
私がお願いしてきた形ではありませんが、NPO側からすればトカラ馬の管理だけは私に委託するという形を
とってくださることになり、これで一応馬の面倒を正々堂々みることができるようになりました。
これからは今までのよりもっと馬に対して良い環境を目指していきたいと思います。

ただ、まだ手放しで喜べる感じではありません。島民である私が業務を担えることは素晴らしいと思うのですが、
NPO側としてはあくまでもNPOが主体で管理するものであり、意見はNPOを通せとのお話でした。
つまり第3者を通してでなければ現場の意見が上がらない、現場が直接村や県や各分野に意見を届けてはいけない
というのです。
これではこれまでとあまり変わらないなと少し残念に思っているところです。

管理者になれたらこう改革したいと期待が大きかっただけに、膨らんだ風船がしぼんでしわしわになってきている
状態です。
でも気を取り直し、少し静観しながら様子をうかがってゆきたいと思います。

これまでのボランティアとは違い、給金も出ます。
でも時給に換算したら300円にも届かないくらいです。
それでもお金をもらうからにはトカラ馬管理のプロになったという気持ちで臨みたいと思います。

このNPOは事務局が鹿児島にあり、本土と各島にメンバーがいて会長は鹿児島に住んでいます。
ここ最近どんどん規模を大きくしており、地域の特産品などを販売したりご当地メディアに出たりもしています。
今回の中之島での取り組みでは今各地方でも行われているような各種グリーンツーリズムを手がけていこうとして
いるみたいです。
そして同時に村独自の産業を発掘し、Iターン者の定住促進も目指すのだそうです。
そのためによそから人材を雇い、スタッフとして活動させています。
地域興しはいろいろな火のつけ方があると思いますが、燃え上がる本体はあくまでもそこに住む村民だとおもいます。
今まで十島村はさまざまな地域興しの取り組みが補助金を含めて行われてきました。でもそのどれもが現在まで
続いていないのは現状でいいと思っている人も多いからだと思います。
それは年金をもらっているお年よりが多いことも関係していますが、ただでさえ忙しい日常(スローライフは意外と
忙しいものです)にさらに+アルファとなれば大変です。
外部からの応援者がどれだけ集まるかもわかりませんが、かき乱されることにも抵抗感があります。
新しいことにチャレンジすることはいいことだとは思いますが、慎重に進めていってほしいと思います。


  1. 2010/04/11(日) 22:59:18|
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