トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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今日は昨日ほどの蒸し暑さはありませんでしたが、高尾は濃霧あるいは雲の中でした。
びっしょり濡れた馬たち。前線絶好調です・・・。
今元気なのが今年生まれの子供たちです。
つばきもなゆたも長雨を超えられるほど十分な体力が付き、私が行くと遊んで攻撃がはじまります。
特につばきは最初「ね、あそんで~」から「ねええーあそんで」より「あーそーべー!」
にヒートアップ。このころの赤ちゃん馬はウサギのように跳ねて大変。
最後のあーそーべー!とこちらに近づいてくるつばきのバックにはダースベーダーのテーマが流れます。

なぜかこの4年間、高尾牧場の新入生(赤ちゃん)は連続して2頭です。
ブラの柵で「ひな」と「坊」、ブラの柵で「ちゃこ」と「ロコ」、ロキの柵で「こはる」と「あすま」
そして今年はブラの柵で「つばき」・ロキの柵で「なゆた」。

なゆたんとつばきを一緒の柵にしてあげたら喜ぶだろうな~。
ちょっとそこんところを構想中です。

私が島に来たのは5年前、それまでに移り住むことができるまでに3回島に来ました。
住みたいと思って島の人に相談もして、仕事が無いから難しいと言われたりしました。
3度目に〒の仕事に空きがあって晴れて住めることになりました。
今はどうでしょう、公費投入によるIターン募集の乱れうちです。
まったく島を知らなかったり来たことの無い人がインターネットで情報を得て、
住むところと月給を用意してもらって移り住めるご時勢となりました。

数は少ないですが私以外にも自力でIターンしている人はいます。皆さん創意工夫でがんばっています。
それでもやはり高齢化とマンパワー不足が叫ばれ、時代は月給の助成で移住する人を集めるご時勢になって
いるみたいです。
(男性限定・家族もち優遇・単身なら日額7000円:夫婦ならその×1.5支給・支給期間2年+自分で事業を起こしたときの収入)
そのうち十島村のような僻地に住む人はみんな助成金の月給で暮らす半公務員になったりして・・・。

もちろん選ばれるのは月給がなくなる年からでも島でがんばってくれる人材なのでしょうが、
キラリと光る成果を挙げられるよう島のためにがんばってほしいです。

NPOが募集した中之島の施設管理者ですが、とてもたくさんの応募があったとNPOの会長さんが話していました。
でも選定から漏れてしまった人の中でそれでも島に移ってみようという人がいるというのを聞いたことがありません。
つまり、仕事が無ければ住まない>自力で稼いででも住んでみたい
ということで、
たぶん本当の過疎地復活(復興)の姿としてはこの「>」の逆転が望ましいことだろうとは思うのですが。
むずかしいですよね、わかってます。


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  1. 2010/05/21(金) 19:41:23|
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ゴールデンウィークは3月4月とうって変わって連日の快晴。
久々にハレバレとした気持ちになりましたがそれもつかの間、いよいよ梅雨時期がやってきました。
気温湿度共に高く、島は蒸し風呂状態です。今日の未明は激しい雨と雷でした。

先日、NPOの担当者が鹿児島の十島村教育委員会をたずね、施設管理に対してのすり合わせを行った際、
トカラ馬保護事業に関しては「現状維持」という姿勢だったそうです。
私のほうからは馬一頭一頭を大切にできる取り組みを提示させていただいたのですが、課長さんいわく
「現場管理者(私)は馬をペット感覚で扱っているように感じている」とおっしゃられたのだそうです。
馬の血統を管理し近親交配を防ぐこと
馬の病気に対しての治療・予防をすすめること
そんな提案だったのですが・・・。
血の管理・医療は必要ない、でもまあ過去のこともあるので大量死の兆候があったら教えなさい、
そのときは教育委員会が動きましょうということだったそうです。
勝手に生まれて勝手に死んで…私としては狭い柵の中で囲っている以上、最低限の取り組みと思っての
意見だったのですが、届きませんでした。
今、日々馬と接して問題に思っていることは現在よりも今後の飼育のあり方です。
今皆健康で、生き生き暮らしています。草も生えそろい体格も充実しています。
しかし、内在しているリスクは大変大きいです。
ひとつは環境です。
以前土着菌に感染して亡くなった個体が示すとおり、寄生虫・ウイルスは日常的にいます。
しかしそれらは駆虫剤・予防接種で発病のリスクを減らすことができます。
またひとつは血縁と柵の数です。
今「ひな」はブラックと同じ柵にいます。しかし彼女はブラックと妹マリーの子です。
そんな近親関係に再び父親の血が加わればそんなリスクのある子が生まれるでしょう。
これは「ちゃこ」も同じです。
ひなとちゃこを別の柵に移して新たな群れとして繁殖させたくてもその柵がありません。
現在3つある柵ですが、餌となる草・地形・個体の気性などを考えるとガラガラポンできれいに
入れ替えられる状況ではありません。
さてここで、教育委員会は現状のままを望み、つまるところこれ以上の予算は出せませんと
おっしゃっているわけですが、NPOがお金を出して進めることならばそれに対して行政は干渉してくるのでしょうか?
しかし実際にはNPO自体もメインの事業として考えているのは文化的事業を立ち上げて観光客や移住者を多く
集めたいという事をなので、トカラ馬飼育の位置は組織の中ではとても低いです。
NPOの職員が真の現場管理者であり有償ボランティアである私はNPOの了解なしに事を進めてはいけないと釘を
刺されています。

飼育主体はいったい誰なのか?
電話で県の文化財を扱う部署に問い合わせてみたら、即答できませんということでした。
天然記念物に指定した県
県より保護管理を任された村
文化財は自動的に教育委員会
委託管理者となったNPO
その下に 飼育担当者
その一番立場の弱い飼育担当者が全人類の中で一番この子たち(馬たち)の身近にいます!
飼育主体を現場にしてくれたのなら、進むべき方向がクリアになります。必要なお金を探す努力もできるからです。

CIMG6933.jpg
CIMG6937.jpg
先日グレーたちの柵に牧草の種を蒔きました。
カーペットグラスといいます。
かわいそうですが無用のけんかを避けるため、繁殖に参加できない男の子4頭は一番狭いところに入れられています。
そこしか入る場所が無いからです。いずれは群れの再編成で広いところにしてやりたいと思っています。
男の子同士はコミュニケーションの一環で糞を重ねあいます。
山のように積もった糞で大切な牧草が圧死してしまいます。
ただでさえ狭いのに大切な草が・・・。
というわけでせっせとボロ掃除+播種というわけです。いっぱい草が生えてほしいと思ってるのですが、雑草の進出も多く、
また梅雨の大雨が種を流してしまうのではないかと心配。
CIMG6945.jpg
3足あった長靴全部に穴が。
島に来て5年、さよならした長靴は20足くらいに。
何で長靴はこんなに穴が開くの?
まあ、安いのしか履かないからねえ。
巷では1万円越えのえくすぺんしぶ長靴がショーウインドウに飾られていますよね。
あんなのどうなのかな。
でもね、これだけ竹があればイチコロですよ。
やっぱり消耗品かな。
ちょっとした穴や破けなど長靴を修理するいいものご存知ないですか?



  1. 2010/05/20(木) 20:26:43|
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口蹄疫は人には感染しないそうで。
それなのに全頭処分、場所で発病していない個体も対象ということは、それだけ「生産性」が落ちる大変な病気だからということなんでしょう。
完全にこのウイルスをこの世に存在させないようにするため。
もし、これが人間だったら。
感染拡大を防ぐために殺処分はされないでしょうから、隔離ですね。
農家の皆さんの悲痛な気持ちと共に
経済動物と人類の命の差を想いました。


  1. 2010/05/20(木) 20:23:37|
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今、宮崎県で発生している口蹄疫が問題になっています。
鹿児島県に感染の報告はありませんが、牛のセリが中止になるなど十島村の牛飼いさんにも影響が出ています。
口蹄疫は家畜法定伝染病のひとつで、元気が無くなり口の中に水泡ができるなどの症状が現れるそうです。
でも死にいたることはあまり無く、それでも感染個体のいる厩舎の全頭が殺処分されるという対策がとられる
のは、ウイルスが人間にも感染するからでしょうか?
ニュースでは幹線道路のポイントに消毒場所を設け、家畜運送車や牧場関係者の車を消毒する様子が報じられ
ています。
つくづく伝染病・感染症を考えるにつけ、予防が大切だと思います。
島の馬たちは外部との接触が少なく、伝染のリスクが低いように思われますが、
その反面免疫が無いので感染すれば重症化する恐れがあります。
外部からだけではありません、土着菌もいて、常に湿気を帯びているブラックたちの牧区は特に注意が必要です。
本当ならば予防接種を全頭にしたいところです。
それが無理というのなら、せめて寄生虫駆虫薬だけでも全頭分処方してほしいです。
私が今一番取り組みたいことのひとつはそれで、今まで狭い牧区内で、生まれるなら生まれて~死ぬなら死んで~
という飼育の仕方から一頭一頭が健康で幸せに長生きできる飼育のあり方に変えていきたいのです。
無獣医村である十島村は牛に対しては現地の人を活用するなど対策がとられていますが、馬に目が向けられていません。お金を稼ぐ経済動物ではないので、今その仕組みのある経済課では対応できないのかもしれません。
現地の人間(私)が獣医の指示・処方を得て馬に対して医療行為ができるような仕組みをぜひ作りたいと
願っています。

CIMG6917.jpg
カンタはおかげさまで元気です。
島に来る前に予防接種・健康確認をしてもらっっているので大丈夫です。
いっぱい食べています。


先日、日経新聞で上野動物園に与那国馬が仲間入りしたという記事があったよと母親がFAXしてくれました。
ふれあいコーナーに木曽馬(親子)・トカラ馬・野間馬・与那国馬と4種5頭を飼育することになったそうです。
上野動物園では過去に在来馬を飼育していたのをやめて洋種のポニーを導入したことが、近年の動物園全体の
在来馬離れにつながったのではという反省から、在来種を見直す方向に転換したんだそうです。
動物園本来の目的で種の保存と共にあげられるのが啓蒙活動です。身近にいない動物を展示することで彼らの
ふるさとまで想いをはせてもらいたいということです。その意味からいって、動物園で馬を見たお客さんが、
たとえば「トカラ馬」と聞いて想いをはせてくれるのはどんな風景でしょう。
たぶん申し訳ないけれど、鹿児島大学の付属農場でも開門山麓の公園でもないと思います。
でもじゃあ、中之島の高尾牧場のトカラ馬たちか?といったらそうでしょうか。
それはトカラ列島内で飼われているからそう思う方もいらっしゃると思いますが、本当に本当は、
トカラ列島で人と暮らしているトカラ馬ではないでしょうか。
人と共に生きて人に必要とされている存在であるトカラ馬ではないでしょうか。
そんなことを思いながら牧場の馬たちと接すると、原風景を感じますし、未来が広がるような気がします。




  1. 2010/05/15(土) 11:26:23|
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今日は母の日でした。
全国のお母さんが感謝される日ですね。
私の母は現役で仕事に夢中。タフというか、しなやかな人です。
もう昔のことです、ベランダに干した洗濯物を取り込むとき、母から「自分の手はささくれが多く
てストッキングをたたむと伝線してしまうから手伝って」とよく呼ばれました。
そのときの私の手は傷ひとつ無くみずみずしいぷよぷよした若い手でした。
そのときは当たり前のように感じていましたが、でも今は…。
お母さん、私の手もたくましくなってきましたよ。ささくれ上等。


CIMG6891.jpg
トカラ馬たちの世話をしてくれてありがとうと、思わぬプレゼント。母の日のカーネーションです。
一気に18人(頭←カンタも入れて))のお母さんになった気分です。


牧場の偉大なお母さんたちをご紹介。
CIMG6909.jpg
グランドマザー・ピン姉さん
もうしばらく女は捨てていますが。現在立派なおばあちゃん。

CIMG6913.jpg
グレートマザー!ロー母ちゃん
坊やロコ、つばきの優しい母さん

CIMG6898.jpg
あずき
現在子育て真っ最中
CIMG6899.jpg
こむぎ
あすまのお母さん
CIMG6902.jpg
あずきの赤ちゃん、いっちょまえに草を食もうと奮闘中です。
愛称「なゆた」とつけました。
数え切れないほど大きい数を表す単位の一つです。
なゆたんの成長と共に今年のこむぎの赤ちゃんを感じながら数え切れない奇跡を
体験してゆきたいです。


  1. 2010/05/10(月) 03:36:57|
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パソコンがピーという音を出してとまってしまいました。
でも画面が真っ黒なので、何を警告されているのか分かりません。
修理センターの案内では、もしメインボードの交換ならば工賃込みで6万円以上と提示され、
困りはて、今他所のパソコンをお借りしています。
普段から更新がスムーズではありませんが、こんなことも原因なので許してね。

CIMG6844.jpg

この写真、何気ない写真に見えますが、とてもうれしい写真。
ああ、何事もない日常って素晴らしい!
坊が元気に草を食んでおります。
麻痺の様子も治ってきているようです。よかったよかった。



CIMG6886.jpg
カンタのこ恒久柵が完成しました。
と、いっても、台風が来たらどうなる事やら?


G.W.真っ最中!
島を離れていた家族や観光客が来ていて島は賑わっていますよ。
去年より多い感じもします。
今年は国内旅行も景気がいいのかな?
中之島の宿はどこも満室だそうです。

私といえば、休日は関係なく、出勤。
あとお馬さんたちのお世話、がんばります。
いまこはるとあすまの引き馬練習中です。
ほめて伸ばしてます(^-^)


  1. 2010/05/01(土) 17:57:14|
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