トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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9月20日午前マリーが亡くなりました。
今でも信じられません。
私は9月14日から28日まで馬修行の旅をしていました。
知らせの電話を受けたのはちょうど宮崎県の都井岬で野生馬とのファーストコンタクト・
馬と人間の関係構築のレクチャーを受けているときでした。
突然のことで聞くだけで精一杯でした。何にも考えられませんでした。
青い海にトカラの方角を探し、ただ泣くだけしかできませんでした。なぜ?
あなたを幸せにしたくて私は今ここに来ているのに・・・。
島に戻ったのは29日。群れの中にいるはずの姿がありません。まるで別の群れのように見えます。
その光景に違和感を覚えるのと同時に、私には彼女が見えます。群れの奥の方でいつものように
こちらをうかがいながらもじっとたたずんでいるように感じられます。
一番ベッピンさんだったマリー
臆病なマリー
優しいお母さんだったマリー
マリーマリーマリー
私が島に居たらこんなことにならなかったかなあ
そばにいたら助けてあげられてたかなあ
きっと助けてって思ったはずです。ねえちゃんって言わなくても、誰か助けてって。
苦しかったと思うんです。
きっと兆候は前の日から出ていたと思うんです。
気が付かなかった?普通にしていた?ありえない!!

マリーの遺体はその日のうちに人目に付きにくいところまで運ばれ埋められたそうです。
たてがみ一本手元に残せませんでした。
その場所の土を少しだけ持って帰りました。
何がなんだかわかりません。
帰ってきたら大切なものがないのです。
大きな穴ぽっかり開いてしまっています。

マリーは自分が死んだと思っているのかな
今でも群れの中にいるんじゃないのかな
私はずっとマリーを忘れないし、彼女は私の中で生き続ける。
そしてきっと伝えてゆきます。
マリーは私に残してくれました。強さ、優しさ。
そして宝物、ひなとちゃこ。

マリーは初め人間に対して臆病で、なかなか触らせてもらえませんでした。
今のように仲良くなれたのは子馬を通じてだったと思います。
私になついているわが子を見て、彼女も次第に私を受け入れてくれるようになりました。
ブラッシングを気持ちよく受けてくれるようになっていました。
彼女はこれからもっともっと幸せになるはずだったのに

中之島のトカラ馬たちの寿命は短すぎます。
“寿命”なんて言葉は使えません。大変高い死亡率です。
野生下で生きるミサキウマは平均寿命が16歳、動物園のトカラ馬は20歳を越えます。
マリーはまだ10歳です。トカラ馬の死亡率は子馬を含めれば10歳に満たないくらいです。
神様、いつまで待てばいいのですか
中之島の状況を変えることが大切だって思ってるのに、どうしてこんなに時間がかかるのでしょうか
マリーはなぜ間に合わなかったのですか
本当は今回のたびの話を馬たちみんなにいっぱい話してやりたかったのです。
あんなことがあったよ、こんなことがあったよって。

今回私は3ヶ所の牧場を回ってきました
最後の牧場で馬の幸せとは何かと質問したところ、
馬は多くのことを受け入れてくれる動物です。あなたの幸せが馬の幸せになるのですよ。
とおっしゃっていただきました。
私の幸せ・・・涙が出ました
本当にそうだとしたら早く私は幸せになりたい
中之島の子たちが元気でイキイキしている姿が続いてほしい
神さま
神さま
なぜマリーはいってしまったのですか





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  1. 2009/10/04(日) 00:07:55|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

元気を出して

元気を出してください、あなたはトカラ馬の母なのですから。私の世代は5人7人兄弟は普通でした。そして一人や二人は子供や若いうちになくなることが多かったのです。だから昔の平均寿命は短かったのでしょう。決してそれがよいとは言っていません。しかしだから強い種が残るのです。だからといって高齢者社会をどうするといわれると一言もないのですが。
あなたの努力は素晴らしいことです、でもね100%生を全うすることは人間でも難しい。だからこそ貴女は強くなってください。馬は仲間がいなくなったといっていつまでもメソメソしていません。私とてこの先数年の人生です。馬齢を重ねたけどこのブログを楽しみにしています。_八十翁
  1. 2009/10/09(金) 17:26:17 |
  2. URL |
  3. 傘寿老人 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 元気を出して

ありがとうございます。
なぐさめていただいて、応援していただいて。
強くなることは大切なことだと思います。
強くなりたいです。
生きること、死ぬこと、もちろん誰でもが見て、体験することです。
どんな生命も致死率100%です。いずれは召されます。
早いかそうでないか。
でも慣れることはありません。
彼女(たち)の死を慣れたものとして語る者もいます。
でも私はそれを認めたくないし、変えてゆきたいのです。
1つ1つの生命が
一つ一つの命として
輝いていけるように
  1. 2009/10/10(土) 18:46:48 |
  2. URL |
  3. tokarauma #-
  4. [ 編集 ]

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