トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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秋の気配がここにも。
昨日は牧草(イタリアンライグラス)の種を撒きました。ついでに畑の端に冬野菜も。
例年と違って、ハイブリット(交雑種)のほかに普通種も撒いてみました。
ハイブリットは倒伏が少なく、ロールベールにするなど主に大型機械の刈り取り用に改良された型で、なんと普通種と値段が4倍違います!
いままでは栽培技術がない分、種は良いものをとこちらを使っていましたが、今回はためしに半々にしてみたわけです。
うまくいくかな。
ちょっと失敗したのは、活着を良くするために播種後に加圧をするのですが、省力のつもりで
トラクターを活用したため、地面はぼこぼこに・・・。刈るときに土もいっしょに刈りそうで。
どうなることやら。

CIMG5760.jpg

さて、午後1時から5時に及び「村政座談会」が住民センターで行われました。
村長以下、お役所の役職方がそろいました。
厳しい予算の話(毎年恒例)
ブロードバンド整備の話
水道料金改定の話
国民年金未納の話
などなど
各課の説明がおわって、質疑応答です。

私も発言させてもらいました。↓
「このたび私がご提案させていただきたいのは、トカラ馬牧場管理を歴史民俗資料館運営、
天文台管理の業務と分業していただきたいということです。
移住しまして後、トカラ馬に興味を持ち牧場へ通ううち、牧場管理のあり方に疑問を持つに
至りました。何度か改善を求めてまいりましたが、現在に至るまで放置されています。
中之島のトカラ馬管理に際しまして詳しく見ているのは自分の他に居ないと思い、ここに表明
させていただいた次第です。

根本的な問題点として、管理者とされている方のご専門が別にありそのため馬管理に熱意をお持ちでないことです。彼の任期中複数の個体が馬元来の寿命を全うすることなく死亡しています。彼は鹿児島大学の付属農場で飼育されているトカラ馬を中之島の飼育個体と照らし合わせて「自然放牧で馬が死ぬのは当たり前のこと」と判断なさっておられるようですが、それは大きな間違いです。
入来牧場では広大な放牧地が確保されており、牧草は肥育牛の放牧地の後に巡廻させているため栄養価が高く、さらに50頭前後という頭数が安定的な群れの構成を維持しています。入来牧場での死亡率が中之島の飼育個体の参考になることはありません。
トカラ馬の飼育について基礎になる考え方を述べさせてください。
トカラ馬は野生動物ではありません。
馬という生き物を野生状態で飼おうとするのならば、もっと大きな牧地が必要であり、
中之島のトカラ馬牧場は野生馬が暮らす環境ではありません。
トカラ馬は野生であるから価値のある文化財なのではありません。
むしろ逆で、長い年月、人と暮らしてきた“文化”に価値があるのです。
野生状態で省力的に管理するという方法が今現在破綻しているのは明白なことで、
個体及び群れの管理不足からくる怪我・病気・血統の不安など、動物福祉の面から見ても
問題があります。

現在の管理体制を誰がどのようにして決めたのかはわかりません。文化財=教育委員会管轄であること、中之島文化ゾーンに組み込まれたこと、管理者にかかる人件費を抑えたかったこと、様々な要因があると思います。
専門家ではないのだから今の状態はしょうがないのでしょうか。しかし、命を扱う仕事なのです。日蝕イベントも終わった今こそ、馬たちの小さな声を汲み取ってはくださいませんか。
飼育の見直しができれば1頭1頭を大切にすることができます。人と馬との距離も近くなり、より保護への意欲も高まります。
現在のままでは怪我・病気に際し医療行為も行えず、移動もできず、飼い殺しだと言えます。
現在の体制は村役場及び教育委員会という組織で創設・運営され、管理者はその業務を委託されただけに過ぎないことはわかっております。しかし、仕事をする上での、さらにそれが公の仕事である場合、さらに命に関わる仕事である場合、ある程度のモラルは必要ではないでしょうか。勤め始めて間もないのではなく、7年間という年月を重ねた結果、現在の状況であるという事実、今後も改善が期待できるか不安であるということ、それをどうかお考えください。
適材適所という理念の下、ワークシェアリング(行政改革)という試みを、なにとぞご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。」

回答としては、現担当者は留任させるとのことでした。
公務員法で守られており、例えそれが1年更新の契約であっても、行政職(この場合は臨時職ですが)で雇用する場合には安定した身分を保証するという決まりごとがあるからだそうです。
時間的にも職務的にも福利厚生的にもこれほど恵まれた職はたぶん日本探しても少ないでしょう、ご本人も継続を希望しておられました。
ただ、島の方々からの援護射撃もあり、担当者から業務の形態を見直す検討をしたいというお言葉をいただきました。

まだまだ折れるような心ではないです、味方はいっぱいいるし!




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  1. 2009/10/13(火) 19:48:57|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

初めてコメントさせていただきます

あなたが、馬達を愛しているのは、よくわかります。
でも、今、トカラ馬さん達をお世話している方が、行政の方だからといって、どうしてその方が、嫌々お世話をされていると思っていらっしゃるのですか?
その方にも上司の方に、自分の立場が大変になるお願い事をされているかもしれない・・・
顔では笑っていらしても、心は凄く傷ついていらっしゃるかもしれない・・・。
私は、あなたのブログを見るのを楽しみにしている一人ですが、もしかしたら・・・思い違いをされているような気が「ふっ」としたものですから・・・。
気分を害されたらごめんなさいね・・・。
次のブログも楽しみにしていますから・・・。
  1. 2009/10/14(水) 14:48:45 |
  2. URL |
  3. ブログファン #-
  4. [ 編集 ]

Re:初めてコメントさせていただきます

>お優しい方なのですね、お知り合いなのでしょうね。

>私も嫌々お世話されていらっしゃるとは思っていません。

>それは負担になるほどのお仕事をなさっておられるとは思わないからです。

>お仕事の内容は今日いらっしゃった観光客の方にもできる範疇であると思います。

>嫌々でも牧場の雑草取りをしてくれたなら、嫌々でも飼料小屋の掃除をしてくれたなら、嫌々でもいま何が現場で必要なことなのか次のステップに進もうと行動で見せてくださっていたならば、と思います。

>もしそのままでも馬たちが健康で幸せならば、私は何も言うことがありません。このブログを立ち上げる必要もありませんでした。

>しかし結果として馬は怪我を繰り返し、子馬は死んでゆきました。

>人を傷つけているのならば謝ります。

>でももっと傷ついてしまうのは馬たちであることをどうかご理解ください。

>私はお会いすると笑顔も作れないです。感傷的と思われればそれまでなのですが、島民の皆さんと私の手当ての甲斐もなく亡くなってしまった子馬のすぐそばで数分後、やれやれとお弁当をほおばり始めたお姿が今でも心から離れません。

>たぶんご本人は私を何度も傷つけていることに覚えが無いと思います。でもこれが続くのならば私の心の叫びが、私の心を蝕んでゆく疾患になることもあるかもしれません。

>傷つけ合戦にならないように、はやくいい方向に向かってほしいと心から思っています。
  1. 2009/10/15(木) 08:14:15 |
  2. URL |
  3. tokarauma #-
  4. [ 編集 ]

返事ありがとうございます

丁寧なお返事をありがとうございました。

「傷つけ合戦にならないように、はやくいい方向に向かってほしいと心から思っています。 」

そうですね。

良い方向へ行くように、本当に願っています。

ブログ、本当に楽しみなんですよ。

情景が良く伝わってきますもの。

tokaraumaさん、無理のないようにされてくださいね。

体が一番大切です。

tokaraumaさんが、病んでしまったら、お馬さんたちにも伝わってしまうのでしょう?
(素人判断ですが・・・)

  1. 2009/10/15(木) 16:07:12 |
  2. URL |
  3. ブログファン #-
  4. [ 編集 ]

どうも誤解があるように思うのですが・・・・

私は観光で中之島を訪問したものです。館長さんのご丁寧な説明を聞いてトカラウマの大ファンになりました。ネットでいろいろ見ているうちに、ウマ達のブログがあることを知り、喜んで訪ねてみました。

・・・・・・が、正直驚きました。
まず、お弁当の話です。
私は、直接御本人に、「仔馬がなくなった後、お弁当を食べたことがあったのでしょうか?」と伺ってみました。
そしたら、『島民から差し入れのお弁当を頂いて、差し入れて下さった方々のご好意を無にできなかったので、そんな気分ではなかったけれど、口にされた事があった』そうです。『そばにいた方も「館長さんが食べて」と勧めて下さったのでね。悲しくて食べた気もしませんでしたが、その時の事でしょうか?』とおっしゃっていました。

また、館長さんは仔馬が育たなかった話をしてくださった時、このようにも話して下さいました。
「ある先生が『割合的にある程度は死んで当たり前、頭数が少ないから亡くなる個体が目立つだけ』とおっしゃっていましたが、それを聞いて僕は、『その考えを中之島に当てはめるのは危険かもしれませんよ』って指摘したんです。これは馬が大好きな女性 (きっとあなたの事ですね) がおっしゃっていたのですが、僕も同感です。」

つまり、鹿児島の例を中之島に当てはめようとしたのは館長さんではなく、その先生な訳で、館長さんはあなたの考えに沿って説得しようとして下さったのです。館長さんはあなたを、陰で援護し、支え、応援してくれているのです。

その応援している人をあなたは自ら攻撃しているように思います・・それもいわれの無い理由で。

あなたご自身が、対立を自ら作っているように思えてならないのです・・・。
  1. 2009/10/23(金) 10:36:26 |
  2. URL |
  3. 旅行客 #vKLH0c4w
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/10/23(金) 12:16:14 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

割り込むようですみません。
僕は数年前、中ノ島を訪れました。自分も馬と接する仕事をしていたため、はっきりいって中ノ島の馬の現状には愕然としました。
天然記念物ってこういうふうにして絶滅に向かうのかなと。
僕は観光客という立場ではなかったため見えてきた部分もあると思います。あまり中傷とかはしたくないので言及しませんが、このブログの内容が真実だと思うようなものでした。ラッキーやボスのことを考えればわかりますよね。マリーも本当にびっくりしました。当時はブラックやグレーの傷も見てられなかったです。
あなたがただ一人、人参などに薬を混ぜて、まだあまり慣れていなかったグレー(ブラックかな?)に与えようとしていた姿がほんとに素敵でした。
tokaraumaさん、頑張ってくださいね!応援することしかできなくて申し訳ありません。
  1. 2009/10/25(日) 02:23:17 |
  2. URL |
  3. Q #-
  4. [ 編集 ]

コメントありがとうございます

コメントをたくさんいただきました。
ありがとうございました。

コメントをくださった“旅行客さん”、

認めます。対立を起こしているのは私自身です。

でも勝手な思い込みではないことを島の人や馬を見に島に来てくださる方たちが証言してくださると思います。

“旅行客さん”も一瞬でも島に住んでくだされば、ああなるほどとわかっていただけるだろうなと思います。

そしてもちろん、楽しんで争いごとを起こそうとしているのでもありません。

これまで胸に太い釘を打ちつけられるほどの痛みが数々ありました。

自分の身を守るため、嫌なことを避けるためならば、声を上げることなく目をつぶっていればいいことだと思います。

風の吹かないところに風を起こしていると思われればその通りです。

でも無風(現状維持)のままならば馬たちが死んでいくのです。

お弁当のこと、島の人から勧められたとお話になったのですか。そうですか。

当時のことを詳しくこの場を割いてお話すればわかっていただけるのかもしれませんが、たぶんそうしてもそこからは何も始まらないなと思いますので、筆をおきます。
貴重なご意見を、ありがとうございました。

Qさん
コメントありがとうございました。わかってくださっている方がいる、それだけでも救われる想いです。
おっしゃっていただいたとおり、ブラックとグレーの怪我、当時はひどいものでした。馬たちの体にはそのときの傷跡がまだ今でも深く刻まれています。
でも群れを分けた今では穏やかな日々があります。

しかしまだ、馬たちの健康は不安定な状況に置かれています。
もし私が管理を任せてもらえる立場になれば、いろいろやりたいことがある中でまず一番に、しかるべき講習を受けて家畜衛生士になって馬たちの健康を支えたいです。

ゆうきさん!
すれ違ってお会いできなかったのですね、申し訳ありません。残念です~。
写真展、実現したらすごいですね、うれしいです!

在来馬を取り上げた番組でトカラウマを取材に来たいというケーブルテレビがあると聞いているのですが、実際今来ていただいても何もお見せできません。
逆に問題ばかりをお見せすることになってしまうかも。
与那国馬や御崎馬、木曽馬のように人とかかわれる馬の必要性を感じます。
馬場を作ってジョインアップをして、人を乗せて引き馬ができるようにして、各島に出張して、島の子供たちにトカラ馬に親しんでもらえるようになったらいいなと思っています。


  1. 2009/10/28(水) 15:49:49 |
  2. URL |
  3. tokarauma #-
  4. [ 編集 ]

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