トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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先日トカラ馬牧場を含む施設の管理人さんから来年は子馬が生まれるのかと聞かれました。
可能性がある2頭ローズとあずきの名前をあげました。
すると昨日、生まれてくる子馬の名前を1つは全国募集・1つは島の子供に付けさせたいがどうかとのご意見がありました。
私は即答できず、「考えておきます」としか答えられませんでした。
??どうしてと思われるでしょうか。いい話ですから。実際今年生まれの「つばき」は私が中之島の子供たちに呼びかけて付けてもらった名前ですし、今年度からNPOがトカラ馬牧場を管理すると決まった時点で名前の公募はおしゃべりの中で上がっていた話です。
でも「ぜひそうしましょう」と笑顔で答えられませんでした。それは私がノミの心臓だからです。トカラ馬を広くアピールすることはいいことですし、子馬はその絶好の素材です。管理者さんも「名前をこっちで公募して決めますから」とトップダウンで言えるのに私の意見を聞いてくれようと気を使ってくださっています。でも実際のところ、この時点で子馬の名前をこんな風に集めると決めてしまうことは、この人はきっと子馬が当たり前のように無事に生まれてきてスクスク育つものだと思っているか、ダメなときは公募しなければいいだけと思っていらっしゃるのだなと思ったのです。もちろんそれは施設管理するものとしてはごくごく当たり前のことで、“牧場があるから馬がいる”というお考えだと思います。私は馬がいるから牧場があると思っています。そしてこれまでの子馬の命のことを、前任の管理者さんの時代からのことを引きずっています。数年にわたって子馬が立て続けに亡くなっているという話、そして実際に子馬をこの腕の中で亡くしているからです。臆病者です。だから、生まれてくれた子が私の目から見て大丈夫かもと思えて初めて「名前をもらおう」と思えるのです。名前はその子を識別する記号と同時に人間との関係においては魂です。大事に思っています。
無事に育ってくれるかもと一呼吸置くまでは、万が一亡くなってしまったとき「あーあ、トカラPRのために名前を募集する子だったのに残念だね」という要素も私の中に置いておきたくないのです。度量が狭すぎて申し訳ありません。自分が弱いだけです。でも本音です。
私が見守ってきた8頭の子馬はみーんな最初呼びかけは“赤ちゃん”“赤ぴー”でした。
馬を信じている気持はあります。でもそれ以上に、生後わずかで冷たい雨が何日も降り続くときは私の心も凍りかけるのです。頭で考えられればこんな気持ちを背負うことも無いのにと思います。もしこんなことが脳の作用の中で起こっているのなら、やっぱり見当違いのトカラ馬バカ、病気に近いものなのかもと思ったりもするのです。

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  1. 2010/12/23(木) 19:50:59|
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