トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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自然に生えてくるものをとって食べるのは、栽培されたものをいただくのとちょっとだけニュアンスが違う気がします。
地味のものだという感覚が濃いのと、収穫というより収獲に近い感じでしょうか。
まだ立派な竹の子は時期が早いようで、竹やぶに入ってみましたが出ていませんでした。
家の庭の竹の子はむけば小指よりも細くなってしまう代物ですが、それでも竹の子は竹の子。
自生している三つ葉もとって、今日はこれで親子丼と竹の子の味噌汁です。

紙媒体の高尾牧場情報紙(フリーペーパー)ですが、内容はここと同じような感じです。
牧場のレポート以外に4月号としては以下のような記事を書きました。
 


「21年度を向かえ、21世紀のトカラ馬を考える」  

「幸いなことに、この3年間で6頭もの新しい命に恵まれました。
そしてどの子もかけることなく育ってくれています。
もともとトカラ馬は生命力の強い動物ですので、頼もしい限りです。
でも、これからの未来を背負ってたつ彼らがいかに幸せでいられるかは、実は
みなさんにかかっています。村の財産でもある彼らの将来をいっしょに考えませんか。


私たちのトカラ馬は現在16頭となりました。大きく数を減らしたままだった悪い状況からは回復の
傾向にあります。
これからも順調に頭数は回復していくと思われますが、以前のような半野生の状態で飼育していく
方法では緊急時に備えることはできません。
私たちは21世紀にもこの魅力的なトカラ馬を引き継ぎ、伝えていかなければなりません。
そこで必要となってくるのは闇雲に個体数だけを増やすのではなく、1頭1頭を大切に育ててゆくと
いうスタンスです。今後は医療行為も必要になります。
もともとは農耕馬であり、人と関わることではぐくまれて来た命です。そのための調教は必要不可欠です。



さらに、「希少だから保護する」という頭で考えた保護論だけではなく、人と接することで馬は心で必要とされる存在になることが可能なのです。
“呼んだら来てくれてうれしい”“さわってかわいい”“乗って楽しい”という感情はトカラ馬を残していく意義の中で最も重要な位置づけになってくるもののように思います。
しかし、馬を管轄する公の機関の状況は現在、予算的・人員ともに限られた状態です。今後は大胆な改革と共に、考えの転換も必要ではないでしょうか。


ここで、私が提案したいのは去勢馬の活用です。去勢なんて自然に反していて認められないとおっしゃる方もおいでになるかもしれません。
しかし、不特定多数の人々が馬を楽しむためには気性がおとなしくメスよりも体力のある子が必ず必要です。また種馬と比べるとストレスが少なく、長生きするというデータもあります。群れの頭数制限や血統管理にも本当に重要な方法であり、馬を飼育する各地の牧場でごくごく一般的に行われていることをご理解ください。
古来日本では文化的に外科的手術は一般的ではありませんでした。それ故、馬を去勢するという技術も育たず、武士は気性の荒い馬を乗りこなすため「人馬一体」を目指して騎馬の修行を積みました。合戦でも歩兵が主で、馬を乗りこなせる人間はごくわずかだったといいます。
当時は軍用馬としての利用だったため戦場でも怯まない馬を必要としたことは確かですが、現代はむしろコンパニオンアニマルとしての要素が求められています。

トカラ馬の魅力を多くの人に知ってもらい、将来にわたって積極的に保護されていくような仕組みはこの他にもあると思います。
新しい年度になり今年は大きなイベントが控え、この機を「トカラ」の未来につなげようと盛り上がるなかで、ぜひ私たちの財産であるトカラ馬の将来も考えてみませんか。」

毎回小難しいことを書いているわけではなく、いつもは本当に馬の様子を載せているだけです。
今回は特別、新年度を迎えたので。
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  1. 2009/04/14(火) 21:38:56|
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