トカラ列島トカラ馬2 ~和馬日和(なごんまびより)~

トカラ列島中之島には日本在来馬「トカラ馬」が飼育されています。小さな島の小さな馬たちの様子をご紹介します。

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さて、いよいよ日蝕当日です。
前日の天気予報では雨の文字。皆さん不安そうです。
不安を吹き飛ばす意味でも?前夜祭として島民とツアー客との交流会が行われました。
島の魚やお母さんの手料理が並びました。講話や踊りと続き、馬の名前もコロナとムーンになったと発表されたそうです。

いざ当日、上空は朝から厚い雲に覆われていました。
さらに日蝕時間に近づくにつれて雨も。残念ながら予報どうりです。
天気は本当にわからないもので、7月に入ってからはずっと晴れが続いていたのに、
当日になって崩れてしまうとは予想できませんでした。
これは目指している頂上を目前に天候悪化で戻らざるを得ない登山パーティーか、
入手困難なコンサートチケットをゲットしたのにコンサート当日アーティストが体調不良で
中止になってしまったような気分になるかもと思いました。

雨は本降りに。それでも観測者は学校のグラウンドやヘリポートに向かったようです。
高尾は特に条件が悪く、暑い雨雲・雨・風・雷・霧も発生していました。
すでに部分日蝕が始まっているであろう午前10時、太陽の様子はどこにあるのかさえまったく
わからない感じです。
馬たちの様子はというと、どうやら久々の雨と時々鳴る雷の音に反応しているらしく、ブラックの柵の子達は右往左往して牧場の奥の方にひっこんでいます。
逆にロッキーの柵の今年生まれの子馬たちはぴょんぴょん跳ね回っていました。
おもしろいですね、こはるやあすまはまるで人間の子供が珍しい嵐にわくわくするようにしています。母馬たちが雷に動揺しないのが安心して遊んでいられる理由の一つかもしれません。

そんな馬たちの様子を観察しているうちに、なんだか暗くなってきました。雨雲の厚みが増したのか?それともお日様がますます欠けてこうなったのか?
たぶん後者です。ブラックの柵で観察することにしました。
瞬間的に暗くなる感じが数回して、あたりは真っ暗に。漆黒の闇です。馬たちはじっとしています。
ときどきうろうろしそうになりますが、大きく驚いて走り回ったりはしませんでした。
鳥は雨のためにもともと鳴いていませんでしたが、虫の声がよく聞こえてきました。
風は強く、雨も止みません。もう馬たちがどこにいるのかわからないほどの真っ暗闇が
牧場を包んでいます。
約6分、闇が続き、そしてとうとう白み始めました。フワっフワっと闇がさめていきます。
馬たちのシルエットもはっきり見えるようになり、馬たちは数mほど移動しただけで、
驚きまわることも無く、かといって落ち着き払って餌を食べるでもなく、この闇をじっとやり過ごした
という感じでした。

世紀の天体ショーでコロナやダイヤモンドリングは見られませんでしたが、ビックイベントの
スポーツ観戦でそのゲームの行われている競技場の外にいるような気分といえば良いでしょうか。
競技場内の興奮が歓声で伝わってくる感じ。残念な天候でしたが臨場感はたっぷりでした!!

そしてこの体験が島のトカラ馬たちとできたこと、とってもうれしく感謝します!
あずき・こむぎは去年開聞から来た子ですが、このトカラ日蝕の闇に同時に染まって、完全なるトカラ馬になったと思います!
(ちなみにブラックの柵以外の子たちも皆既開始前にいた場所とほぼ変わらないところにいました。男の子たちは平然と草を食んでいました。
あすま・こはるは変わらずにぴょんぴょん跳ねて、明るさと雨を楽しんでいるようです)

屋久島から奄美大島にかけて(喜界島は観測できたようですよ)残念ながら雨雲に覆われてしまいました。
ツアーのお客さんたちはさぞ落胆されたことでしょう。
でも月の影でみんなでかくれんぼできたことは、2009年という年を思い出す上できっと重要な思い出になると思います。






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  1. 2009/07/23(木) 14:36:48|
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